古いミュージックテープや昔自分で録音したカセットテープを聴いていると音が悪いなと思うものがたまに出てくる。

それはもともとの録音が悪い場合を除き、再生環境ではなくカセットテープ自体に問題をかかえていることが多い。
もちろん再生環境は当時と同等またはそれ以上のコンディションであることが前提の話だ。
(カセット世代ならこの理屈はわかるだろう)
もし、これから新たにカセットテープを使おうという若い世代であれば、本来の音を録再するために最低限カセットデッキまたはプロフェッショナルと呼ばれたカセットウォークマンを使わなければその音を正確に評価することは難しい。

なぜかと問われれば、それはアナログとはそういうものだからだ。
極論ではあるが、デジタルはある程度の再生環境であれば誰もが同じ音を聴くことができるが、アナログは良いシステムであればあるほど音がよくなる(本来の音を再現できる)からだ。
これくらい言っておかなければデジタル世代はカセットやレコードの音をしょぼいと思い込んでしまう。
アナログに関しては、
しょぼい音=自分の再生装置がしょぼい
のだと思ってほしい。
なので、カセットテープの音が悪いと思ったらまずは自分の再生環境を疑うところから始めよう。
もちろん音の悪さの原因切り分けのために、再生機器側(カセットデッキやラジカセ)の事前メンテは必須だ。

ヘッドのクリーニング、消磁もやっているのにそれでも音が悪いならカセットテープ自体を疑うしかない。
不具合の症状によっては改善できる場合もある。
過去のライブラリを未だカセットで所有していたり、今でもあえてカセットへ録音してライブラリが増え続けているならなおさら、いつまでもいい音で聴くための最低限のカセットの扱い方を知っておくべきだろう。
それではカセットテープの音質を悪くするまたは悪いと感じるいくつかの要因を書き留めておこう。
ドロップアウト
ドロップアウトはテープの経年劣化による磁性体の剥がれ落ちにより、その部分を読み込んだ時に音が一瞬途切れたり、かすれた音になる現象。

気にならないほどの一瞬の音の途切れからすぐに気づくような音の途切れとケースは様々。
オレの所有するカセットで音が悪いと感じる要因で一番多いのがこれだ。
ドロップアウトがもっとも発生しやすいのはテープの巻き始め(最初の1,2分くらい)が多い。
それはテープの先頭部分ほど外気の影響を受けやすいためだ。
新品の生テープを使用しても年数が経っていれば最初からこの症状が出ることもある。
これらを防ぐため、録音の開始は30秒~1分ほどテープを送るオーディオマニアもいるほどだ。
なお、これと似たような音の聴こえ方でテープをデッキに巻き込んでクシャクシャにしたテープ(ワカメという)を再生したときの音がある。
これは物理的にテープが破損しているので見ればすぐにわかるがドロップアウトは見た目では全くわからない。
また、テープを先頭まで巻きとらない状態で長期間放置した場合、その部分だけにドロップアウトが発生することもあるので聴き終わったら巻き取っておく(透明なリーダーテープまで)のは最低限やっておくべきことだ。
ドロップアウトは対処のしようがないが、予防としてはたまに再生または早巻きなどをして風を通すと発生を遅らせるくらいはできるかもしれない。
転写
テープの無音部分にその前後の音がかすかに聴こえる現象を転写という。
これは録音時の録音レベルが高いことで高確率で発生する。

例えば2曲目と3曲目の無音部分に3曲目最初の音がかすかに聴こえるという感じ。
CDなどのデジタルメディアでは曲間は実質存在しないのでアナログならではの現象だ。
これは長期保存のカセットによくあるが、録音したてでも録音時のレベルが高すぎると比較的早くに転写する場合もある。
(理屈は違うがレコードでも曲間に音が聴こえることがある)
自分で録音したものなら録り直せばいいが、これは市販のミュージックテープでも発生するのでどうしようもない。
ドロップアウトもそうだが、スピーカー出力では確認できないほど小さい音なのでヘッドホンで聴かない限り気が付かない場合が多い。
自分のカセットにはそんな現象はないと思っていてもヘッドホンで聴けば発生していたなんてことはよくある。
対策としては転写部分を再度無音で録音して上書きすることもできるが、危険なのでまぁやめた方がいい。
(テープカウンターを見ながらやったことはあるが失敗すると悲惨)
しかし、これから自分で録音するのなら、S/Nを稼ぐために調子にのって録音レベルを上げすぎないことくらいだ。
あとはデジタル化した後、無音部分をカットするしかない。
伸び
再生していてテンポが遅いと感じたらテープが物理的に伸びていることも疑うべきだろう。
ただし、これは再生機器側が原因の場合もあるため、他のテープも再生して切り分けたほうがよい。
主な原因は高温となる場所(かつては車内が多かった)での長期間放置。
テープはフィルムなので当然熱に弱く、そのような環境下に置くだけで徐々に伸びていく。
よほど過酷な環境でない限りはそうそう伸びないが、伸びてしまったらもう元に戻すことはできない。
あとは巻き取らず放置するとその部分だけが伸びたり、巻き弛みから起因することもある。

あえての対策はピッチコントロール付きのデッキで再生すれば調整は可能だ。
(ただし均一に伸びている場合)
大切な録音ならピッチ調整してダビングし直したほうがいいだろう。
カビ、ほこりの付着
得体の知れない中古のミュージックテープを再生していてもっとも悩まされるのがこれだ。
適切な環境で保管していればそうそうカビやホコリがつくことはないが保管状態が悪いとテープ自体にカビが発生したり、テープから剥がれ落ちた磁性紛がカセットデッキのヘッドに付着して音を悪くしてしまうことがある。
これは外的要因なので適切な処置さえすれば改善する可能性はある。
症状としては高音がこもったような音になる、または徐々に音がこもって高音が聴こえなくなる。
テープ自体は一見しても汚れているようには見えない。
しかし再生していくと最初はクリアに聴こえていたのに徐々に高音がこもっていき、ひどい時は音が聴こえなくなることもある。
このようなカセットは1分でも再生するとデッキの再生ヘッドに汚れが付着する。
主に外気の影響を受けやすいテープの最初の方が汚れている場合が多い。
軽度であれば1度再生することで次回は改善するが、それはデッキのヘッドに汚れをなすりつけながら汚れをとっているわけなので、すぐにヘッドをクリーニングしなければならない。
症状を確認したら速やかにデッキ側はクリーニングすればよいが、テープの方はとりあえず早巻きを繰り返すか、それでダメならテープを直接クリーニングする。
クリーニング方法はテープを引き出して水気を切った脱脂綿でテープを軽く挟んで拭いていく。
鉛筆やマッキーを使ってテープを送りながら巻き取れば早く楽にできる。
テープを切らないようゆっくり優しくやるのがポイント。
どうせ音がまともに聴けない劣悪なテープなので捨てるつもりならやってみる、それで改善すれば儲けものと思えばいい。
あまり勧められないが捨てるよりましだろう。
驚くほど音は復活する。
通常ならこれだけで汚れはほとんど落ちるが改善しない場合は再生環境も疑ったほうがよいだろう。
例えば、ドルビーNRの有無、リバースデッキであれば正逆方向のアジマスずれがないかなど。
なお、カセットテープはA面B面とあるが、これは一本のテープの幅を半分ずつ使用して録音するため、これまで挙げた劣化による症状はA面B面の同じ個所で現れることが多い。
(ない場合もある)
例えばテープA面を再生して1分後の部分にドロップアウトが確認できた場合、テープB面の最後から1分の部分にもドロップアウトが発生するということはよくある。
カセットのトラブルは未然に防げる部分もある。
録音時の注意点
転写を抑えるためには録音レベルを上げすぎないこと。
とはいえ、適正な録音レベルでも転写が起きることもあるが・・・
再生時の注意点
使用頻度の低い再生機器の場合、まずは不要なカセットを再生してテープを巻き込むなどしないかしばらく様子を見る。
再生音が遅い、回転が止まりそうと思ったら危険信号、テープを巻き込む可能性大。
再生機器のヘッド周りはクリーニングし、高音がこもってきたらすぐに再生をやめてデッキのヘッドを確認。
再生機器を再度クリーニングし、音がおかしいテープは再生をやめるかクリーニングする。
最後に保管方法について。
カセットの劣化を遅らせるための最低限の注意点
オレの所有するカセットはほとんどが未だまともに聴ける。
これはつまり保管方法がそれほど間違っていなかったということだろう。
(録音済みのほとんどのカセットが30年以上経過している)
なのでどうやって保管していたかがそのままの答えになるんだろう。
別に特別なことは何もやっていない。
・テープはどちらかに完全に巻き取っておく

→テープの部分伸びの防止
・カセットテープは付属のケースに入れる

→外気、ホコリの混入防止
・ケースに入れたカセットは更にカセットラック(何でもよい)またはダンボールに入れる

→2重で外気、ホコリの混入防止
・保管場所はクローゼットの中とかでなく普通に部屋のどこか直射日光が当たらないところ
→奥にしまいすぎない、ある程度の風通しも必要
・部屋の温度は冬は10度前後から夏は30度前後なら季節まかせでもよい
→氷点下とか40度以上になると厳しいかも
・湿度については特別な処置はやっていない
→ケース+ラックに入れることで湿度の影響は少なくなると思われる
・スピーカー等磁気の影響を受けそうな場所から離れたところに保管

→カセットは磁気テープなので最悪録音した音が消えてしまうことも
・たま~に(1年に1回くらい)思い出しようにカセットを取り出して眺める
→これが効いてたかもしれない、整理するイメージ
つまりカセットテープ世代なら現役で使っていた頃の保管方法でよい。
レコードのジャケットが日焼けしないようカビが発生しないようどうやって保管していたか思い出せばいいだけ。
カセット世代はともかく、カセットテープに初めて触れる若い世代は物理メディア(特にアナログ)の正しい扱いを知った上でいつまでも大切に聴いてもらいたい。

それはもともとの録音が悪い場合を除き、再生環境ではなくカセットテープ自体に問題をかかえていることが多い。
もちろん再生環境は当時と同等またはそれ以上のコンディションであることが前提の話だ。
(カセット世代ならこの理屈はわかるだろう)
もし、これから新たにカセットテープを使おうという若い世代であれば、本来の音を録再するために最低限カセットデッキまたはプロフェッショナルと呼ばれたカセットウォークマンを使わなければその音を正確に評価することは難しい。

なぜかと問われれば、それはアナログとはそういうものだからだ。
極論ではあるが、デジタルはある程度の再生環境であれば誰もが同じ音を聴くことができるが、アナログは良いシステムであればあるほど音がよくなる(本来の音を再現できる)からだ。
これくらい言っておかなければデジタル世代はカセットやレコードの音をしょぼいと思い込んでしまう。
アナログに関しては、
しょぼい音=自分の再生装置がしょぼい
のだと思ってほしい。
なので、カセットテープの音が悪いと思ったらまずは自分の再生環境を疑うところから始めよう。
もちろん音の悪さの原因切り分けのために、再生機器側(カセットデッキやラジカセ)の事前メンテは必須だ。

ヘッドのクリーニング、消磁もやっているのにそれでも音が悪いならカセットテープ自体を疑うしかない。
不具合の症状によっては改善できる場合もある。
過去のライブラリを未だカセットで所有していたり、今でもあえてカセットへ録音してライブラリが増え続けているならなおさら、いつまでもいい音で聴くための最低限のカセットの扱い方を知っておくべきだろう。
それではカセットテープの音質を悪くするまたは悪いと感じるいくつかの要因を書き留めておこう。
ドロップアウト
ドロップアウトはテープの経年劣化による磁性体の剥がれ落ちにより、その部分を読み込んだ時に音が一瞬途切れたり、かすれた音になる現象。

気にならないほどの一瞬の音の途切れからすぐに気づくような音の途切れとケースは様々。
オレの所有するカセットで音が悪いと感じる要因で一番多いのがこれだ。
ドロップアウトがもっとも発生しやすいのはテープの巻き始め(最初の1,2分くらい)が多い。
それはテープの先頭部分ほど外気の影響を受けやすいためだ。
新品の生テープを使用しても年数が経っていれば最初からこの症状が出ることもある。
これらを防ぐため、録音の開始は30秒~1分ほどテープを送るオーディオマニアもいるほどだ。
なお、これと似たような音の聴こえ方でテープをデッキに巻き込んでクシャクシャにしたテープ(ワカメという)を再生したときの音がある。
これは物理的にテープが破損しているので見ればすぐにわかるがドロップアウトは見た目では全くわからない。
また、テープを先頭まで巻きとらない状態で長期間放置した場合、その部分だけにドロップアウトが発生することもあるので聴き終わったら巻き取っておく(透明なリーダーテープまで)のは最低限やっておくべきことだ。
ドロップアウトは対処のしようがないが、予防としてはたまに再生または早巻きなどをして風を通すと発生を遅らせるくらいはできるかもしれない。
転写
テープの無音部分にその前後の音がかすかに聴こえる現象を転写という。
これは録音時の録音レベルが高いことで高確率で発生する。

例えば2曲目と3曲目の無音部分に3曲目最初の音がかすかに聴こえるという感じ。
CDなどのデジタルメディアでは曲間は実質存在しないのでアナログならではの現象だ。
これは長期保存のカセットによくあるが、録音したてでも録音時のレベルが高すぎると比較的早くに転写する場合もある。
(理屈は違うがレコードでも曲間に音が聴こえることがある)
自分で録音したものなら録り直せばいいが、これは市販のミュージックテープでも発生するのでどうしようもない。
ドロップアウトもそうだが、スピーカー出力では確認できないほど小さい音なのでヘッドホンで聴かない限り気が付かない場合が多い。
自分のカセットにはそんな現象はないと思っていてもヘッドホンで聴けば発生していたなんてことはよくある。
対策としては転写部分を再度無音で録音して上書きすることもできるが、危険なのでまぁやめた方がいい。
(テープカウンターを見ながらやったことはあるが失敗すると悲惨)
しかし、これから自分で録音するのなら、S/Nを稼ぐために調子にのって録音レベルを上げすぎないことくらいだ。
あとはデジタル化した後、無音部分をカットするしかない。
伸び
再生していてテンポが遅いと感じたらテープが物理的に伸びていることも疑うべきだろう。
ただし、これは再生機器側が原因の場合もあるため、他のテープも再生して切り分けたほうがよい。
主な原因は高温となる場所(かつては車内が多かった)での長期間放置。
テープはフィルムなので当然熱に弱く、そのような環境下に置くだけで徐々に伸びていく。
よほど過酷な環境でない限りはそうそう伸びないが、伸びてしまったらもう元に戻すことはできない。
あとは巻き取らず放置するとその部分だけが伸びたり、巻き弛みから起因することもある。

あえての対策はピッチコントロール付きのデッキで再生すれば調整は可能だ。
(ただし均一に伸びている場合)
大切な録音ならピッチ調整してダビングし直したほうがいいだろう。
カビ、ほこりの付着
得体の知れない中古のミュージックテープを再生していてもっとも悩まされるのがこれだ。
適切な環境で保管していればそうそうカビやホコリがつくことはないが保管状態が悪いとテープ自体にカビが発生したり、テープから剥がれ落ちた磁性紛がカセットデッキのヘッドに付着して音を悪くしてしまうことがある。
これは外的要因なので適切な処置さえすれば改善する可能性はある。
症状としては高音がこもったような音になる、または徐々に音がこもって高音が聴こえなくなる。
テープ自体は一見しても汚れているようには見えない。
しかし再生していくと最初はクリアに聴こえていたのに徐々に高音がこもっていき、ひどい時は音が聴こえなくなることもある。
このようなカセットは1分でも再生するとデッキの再生ヘッドに汚れが付着する。
主に外気の影響を受けやすいテープの最初の方が汚れている場合が多い。
軽度であれば1度再生することで次回は改善するが、それはデッキのヘッドに汚れをなすりつけながら汚れをとっているわけなので、すぐにヘッドをクリーニングしなければならない。
症状を確認したら速やかにデッキ側はクリーニングすればよいが、テープの方はとりあえず早巻きを繰り返すか、それでダメならテープを直接クリーニングする。
クリーニング方法はテープを引き出して水気を切った脱脂綿でテープを軽く挟んで拭いていく。
鉛筆やマッキーを使ってテープを送りながら巻き取れば早く楽にできる。
テープを切らないようゆっくり優しくやるのがポイント。
どうせ音がまともに聴けない劣悪なテープなので捨てるつもりならやってみる、それで改善すれば儲けものと思えばいい。
あまり勧められないが捨てるよりましだろう。
驚くほど音は復活する。
通常ならこれだけで汚れはほとんど落ちるが改善しない場合は再生環境も疑ったほうがよいだろう。
例えば、ドルビーNRの有無、リバースデッキであれば正逆方向のアジマスずれがないかなど。
なお、カセットテープはA面B面とあるが、これは一本のテープの幅を半分ずつ使用して録音するため、これまで挙げた劣化による症状はA面B面の同じ個所で現れることが多い。
(ない場合もある)
例えばテープA面を再生して1分後の部分にドロップアウトが確認できた場合、テープB面の最後から1分の部分にもドロップアウトが発生するということはよくある。
カセットのトラブルは未然に防げる部分もある。
録音時の注意点
転写を抑えるためには録音レベルを上げすぎないこと。
とはいえ、適正な録音レベルでも転写が起きることもあるが・・・
再生時の注意点
使用頻度の低い再生機器の場合、まずは不要なカセットを再生してテープを巻き込むなどしないかしばらく様子を見る。
再生音が遅い、回転が止まりそうと思ったら危険信号、テープを巻き込む可能性大。
再生機器のヘッド周りはクリーニングし、高音がこもってきたらすぐに再生をやめてデッキのヘッドを確認。
再生機器を再度クリーニングし、音がおかしいテープは再生をやめるかクリーニングする。
最後に保管方法について。
カセットの劣化を遅らせるための最低限の注意点
オレの所有するカセットはほとんどが未だまともに聴ける。
これはつまり保管方法がそれほど間違っていなかったということだろう。
(録音済みのほとんどのカセットが30年以上経過している)
なのでどうやって保管していたかがそのままの答えになるんだろう。
別に特別なことは何もやっていない。
・テープはどちらかに完全に巻き取っておく

→テープの部分伸びの防止
・カセットテープは付属のケースに入れる

→外気、ホコリの混入防止
・ケースに入れたカセットは更にカセットラック(何でもよい)またはダンボールに入れる

→2重で外気、ホコリの混入防止
・保管場所はクローゼットの中とかでなく普通に部屋のどこか直射日光が当たらないところ
→奥にしまいすぎない、ある程度の風通しも必要
・部屋の温度は冬は10度前後から夏は30度前後なら季節まかせでもよい
→氷点下とか40度以上になると厳しいかも
・湿度については特別な処置はやっていない
→ケース+ラックに入れることで湿度の影響は少なくなると思われる
・スピーカー等磁気の影響を受けそうな場所から離れたところに保管

→カセットは磁気テープなので最悪録音した音が消えてしまうことも
・たま~に(1年に1回くらい)思い出しようにカセットを取り出して眺める
→これが効いてたかもしれない、整理するイメージ
つまりカセットテープ世代なら現役で使っていた頃の保管方法でよい。
レコードのジャケットが日焼けしないようカビが発生しないようどうやって保管していたか思い出せばいいだけ。
カセット世代はともかく、カセットテープに初めて触れる若い世代は物理メディア(特にアナログ)の正しい扱いを知った上でいつまでも大切に聴いてもらいたい。