2020年7月、実に36年ぶりにラジカセを購入した。

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正直新型ウォークマンを買った時よりワクワクする。

かつて初めて自分用として購入したラジカセは National(現Panasonic)の「RX-C45(1983年)」だった。
(当時の購入価格はは39,800円、残念ながらカタログや取説は処分)
メタル対応、5バンドイコライザー、5連ピークレベルメーター、正方向カセットホルダー、セパレートスピーカーとラジカセの割に高機能なラジカセだった。

本当はフルサイズ(45㎝位)のステレオコンポセットが欲しかったが当然買えず、セット売りのミニコンポ(幅30㎝位)でさえも手が出ないので、せめてミニコンポ並みの使い勝手と拡張性あるRX-C45を選んだのだ。

アンプのパワーも通常のラジカセよりあったし、何よりスピーカーが本体から外れて自由にセッティングできるのはよかった。

手に入れた時の嬉しさといったらなかった。

後に別売りオプションのレコードプレーヤーを買い足し、レコードからもダビングできるラジカセコンポの完成となった。
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当時のカタログはファイリングしていた。

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買ったのは右の「SL-N5」。
フォノイコ内臓でT4P規格のMMカートリッジ付きなのでラジカセに繋いですぐに使えた。
プレーヤーは当時のテクニクスの中でも一番薄っぺらい安いやつだ。
せめて左のリニアトラッキングのSL-N15が欲しかったが子どもに1万円の差は大きい。
悲しいことにテクニクスブランドでなくNationalというところが残念だった。
ただしこのプレーヤーはRX-C45専用設計ともいえ、さらにオプションで設置台も売られていたと記憶する。

ちなみに同じカタログに載っているプレーヤーは数年前に手に入れた。
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SL-QL15はテクニクスブランドだ。
(やはりT4P規格)

その後もラジカセは一度も故障することなく社会人になってからも手元に置いていた。

就職してすぐに会社の寮に入ったが、その頃はもう使っていなかった。

やがて寮を出るタイミングで寮生の共用倉庫にあえて置いていった。
(それは今も少し後悔、現在寮は老人ホームになっている)

とにかくそれ以来の人生2台目のラジカセだ。

しかもパナソニック(当時はナショナル)だからメーカーも同じ。


今回の購入目的は手軽に普段のBGMとして、またミュージックテープのチェックができればいいという程度。

しかし機器の選定には悩んだ。

カセットテープ全てを再生するならせめてメタル対応は外したくなかったが現行品となると選択肢が狭まる。

いっそ80年代の中古ラジカセにしようかと思ったが、欲しい機種は高価だしいつ壊れるかもわからない。
(何よりラジカセにハマる自分が予想できた)

とにかく場所を取らず、カセットが聴ければいい。

希望するのは往年のラジカセらしいフォルムをもつ機種ということだけに絞った。


悩んだあげく、現行品で評判の良かったPanasonic RX-FS27にした。


Panasonic RX-FS27
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発売日:2017年7月
価格:オープン(購入価格:5,830円(税込))
仕様:ワンウェイ2ヘッド(シングルキャプスタン)、FM/AMラジオ(デジタル)

何より安く小さい。
さすがに音が悪いと文句もいえない。

あちこち文字が大きいがシンプルかつオーソドックスなデザインだ。
かつてのラジカセの面影は十分。
あえて言うなら色が選べるとよかったがブラックのみだ。

グリルから透けて見えるスピーカーのシルバーセンターキャップがたまらない。
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細部を細かく見ていく。

上面操作部
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日本語表示は泣けてくるが取説不要なほど誰もが使えるシンプルさは好感がもてる。

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カセットテープの再生時間に連動したラジオのスリープ機能は面白く斬新。
テープの終端で再生が止まると同時にラジオも切れる仕組みで使ってみたくなる。
テープの長さは最長でC-180が存在したのでスリープは片面の90分が限界だ。
ビートプルーフはAMのノイズフィルターのようなものの。

左側面
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3.5mmヘッドホン端子と電源端子。
電源内蔵のため電源コードだけなのはGood。
しかしこの電源方向の重さ、左が重い。
スイッチング方式でなくトランス方式なのだろう。
ラジカセについて深く考えたこともなかったので今更気づく。

右側面
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何もない。
右上のスリットはツィーターとかではなく、ただのデザイン。

裏面
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FMロッドアンテナと広範囲を占める乾電池収納部が目を引く。
単二形を6本使い、動作時間はカセット再生で9時間というラジカセあるあるの電池食い。

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このスペースをどうしてくれようと思うが、これがなければラジカセとは言えない。
例え電池で動かさなくてもこれでいいのだ。

ヘッド周り
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当然のことながらヘッドは上。
これを逆方向ということにするが、対してRX-C45は正方向(ヘッドが下)だったのがいいところだった。
そして当然の2ヘッドシングルキャプスタン。
中央に録再ヘッド、右に消去ヘッド、左にキャプスタンとピンチローラー。
逆方向ヘッドはメンテナンスが面倒だが、停止状態でもすでにこれだけヘッド周りが見えているのはありがたい。
アジマス調整もこのままでできてしまう。
(しないけど)
ちなみにカセット蓋は外れない。
(RX-C45はラジカセながら外れた)

このタイプのラジカセは機構上ヘッドが逆方向になるのは当然だろう。
ボタンとヘッドが物理的に繋がっているのでボタンを押し込むことでヘッドが下がるからだ。
据え置きのカセットデッキはほぼ正方向のものばかり。
久々の逆方向ヘッドにテンションが上がる。

ヘッド周りは定期的なメンテナンスが必要だが、手動で行う場合は逆方向だとやりにくい。

基本のメンテナンス項目は二つ。

1.テープから付着した汚れをとる(ヘッドクリーニング)

2.テープ摩擦により磁化したヘッドの磁気をとる(ヘッドの磁気イレース)

それぞれに楽な方法とマニアックな方法がある。

1のクリーニングは、

楽な方法
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クリーニングテープを再生する。
これでどれだけ汚れが落ちるのかは怪しい部分もあるがやらないよりはるかにまし。
写真はどちらも乾式タイプであるが、専用クリーニング液をつかう湿式もあった。

マニアックな方法
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薬局で手に入る無水エタノールまたは専用クリーニング液を使い、綿棒や脱脂綿で拭き取る。
これが一番確実だ。

2の磁気イレースは、

楽な方法
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カセット型のイレーサーがある。
LR44ひとつで動作する
再生ボタンをおして3秒ほどで終わる手軽さ。
普段はこれを使っているがキャプスタンの消磁はできない。

マニアックな方法
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ヘッドイレーサーを使う。
使い方を誤ると逆に磁化してしまうので注意だ。


それではレビューの前に現代ラジカセの最低限妥協すべき点を先にあげておこう。
これらのことは文句言っても仕方がない。

・メタル非対応(ハイポジも)
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ノーマルテープしか使えないのが現状だ。
現行品でメタル対応品が全くないわけではない。
また、対応していないからといって再生できないわけでもない。
そもそも現代はメタルテープ(ハイポジも)を売ってないので非対応なのも仕方ない。
再生しても構わないが正しい音で再生できないだけ。
無理に再生した場合は音質は少し高域が強調された音になるくらい。
あとはメタルテープによるヘッドの摩耗も気になるがこれは神経質になるほどのことではない。

・ドルビー無し
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ミュージックテープに上の写真のように「DOLBY SYSTEM」の記述があればドルビーBタイプでの再生が推奨される。
ドルビーはカセットのヒスノイズ低減(S/N比の改善)とダイナミックレンジ拡大を目的とした技術であるが、すでにICが存在しないため、現代のラジカセに搭載されることはないらしい。

また、録音と再生の両方で同じドルビーをかけなければ効果がない。
ただし、ドルビーSで録音されたカセットはドルビーBで再生しても構わない。
かけないとテープヒスノイズは目立つがBタイプなら入れないほうが高域がすっきり聴こえてむしろよい。


それではレビューを。

気に入っている点
・とにかく安い(6,000円弱)
保証期間外に壊れたら修理するより買いなおしたほうが安いほどの価格。

・手のひらに乗るほどのコンパクトさ
横幅も34.4㎝と小さいが、それゆえステレオ感は近くないと感じられない。
重量は電池なしで約1.6kgと案外重いが、デスクに置いても場所を取らないサイズがいい。

・シンプルデザイン
ラジオとカセットを聴くのに最低限のボタンだけでわかりやすい

・フルオートストップ
前面パネルにわざわざ書かれているが最低限の機能だけにありがたい。
テープエンドにくれば再生、早送り、巻戻し全てでボタンが自動停止する。
ただボタンは「ガチャ」と手ごたえあるタイプでうるさい。

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気に入らない点
・カセット再生開始時のメカ動作音
いつもというわけではないがモーターの振動音なのかキーと音がすることがある。
おそらくモーター回りで筐体の強度不足またはグリース不足からくるものだろう。
ボタンを押した直後に3秒間くらい鳴ることが多いが、たまに再生中に鳴ることも。
しかし使い込むうちに聞こえなくなったが音の性質上いつ再発してもおかしくない。

・カセット窓の位置
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 正面からではテープの残量が見えない。

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斜め上からも影になって見えない。

たいがいの場合ラジカセを斜め上から見下ろすと思うが、それでもテープの残量がよく見えない。
もう少し広くクリア部分をとってほしかった。
ただし透明ハーフや広窓ハーフ採用のブランクテープなら問題ない。
本機にはテープカウンターがないのでなおさらだ。
まあテープカウンターはこれにはいろいろな意味で不要だ。
テープ残量だけ目視できればオレは問題ない。

・FMロッドアンテナと取っ手の干渉

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FMを聴く時にロッドアンテナを出すが、持ち運び用の取っ手が邪魔。
取っ手を避けるか立てないと当たってしまう。

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これが地味にうざいが慣れるしかない。

・ボリュームの変化量
小音量時の調整がシビアなことからBタイプボリュームを使用しているようだ。
オーディオ用は通常Aタイプを使用することが多い。
Bタイプはつまみを回した分だけ音量が増すが実はこれは小音量時の微調整で使いにくい。
少し回すだけで音が大きくなるので、低出力をごまかすにはもってこいだが。
しかし、使っていくうちに慣れてしまったのか気にならなくなった。
ただ、9時の位置で十分大きい音が出るのでせめて11時の位置まで回したいところ。

・ボタン類の日本語表示
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格帯とユーザー層を考慮すれば日本語が適当であろうが、英語にするだけでずいぶん印象が変わる。
オーディオあるあるだが低価格帯のオーディオ製品になるほど日本語の割合が高い。
例外として家族で使うようなブルーレイレコーダー等は値段に関係なく近年では日本語のようだ。

・電源コードの挿し口の位置
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電源口が左にあるができれば後ろのほうが電源を取る時の取り回しにはよかった。
見た目的にもコードは見えないほうがすっきりしていいのだが。


音質
先に結論からいってしまうと値段なりとはいえ当時聴いた同サイズのラジカセと遜色ない。
それを知らずに他機種と比べるほど愚かなことはないだろう。
特に仕事や勉強、就寝時のBGMにはもってこいな音だ。

スピーカーのサイズは8cmフルレンジが2個。
カセットの再生周波数範囲は60~14,000Hz(ノーマルテープ)とそれなり。
スペックだけを見るならいい音は期待できない。

まず、当レビューはエージングも兼ねて様々なカセットをとっかえひっかえ数十本ほどを試聴した上での感想である。
とはいえ、ファーストインプレッションも大切なのでこの記事は購入初日から修正しながら書いている。

さて、音質であるが、先に挙げたが再生ボタン押下直後の「キー」という異音が問題だ。
音楽が始まる前には鳴り止むのでまあ許せるが、たまに再生中に鳴って音楽を邪魔することもある。
設置場所を変えたり、本体を押さえたり、停止・再生を繰り返してみたが改善しない。
しかし使っていくうちに鳴る頻度が下がってきた。
機械なのでやはりグリスの関係だろうか。
音質とは関係ないが再生中だとノイズと変わらないので念のため。

ワウフラ(回転ムラ、音揺れ)はほとんど気にならなかった。
テープを送るほど、使いこむほどに安定していく感じがする。

テープ速度は問題ないレベルだが、あえていうならわずかに遅い方ではなかろうか。

これらを踏まえても不満というレベルの音ではなく、サイズ的に平均的な音だろう。

小音量でのリスニングはむしろ快適だ。

次にヘッドホン(イヤホン)による試聴をしてみた。
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※使用したのはSHURE SE535 Limited Edition

スピーカーから出る音はおおよそ予想ができていた。
しかしヘッドホンからの音はさすがに聴いてみないとわからない。

最初に再生したのが古いミュージックテープだったのだがはっきり言って最低だと思った。
音が完全にこもって高音がまるで出ていない。
さらにスピーカーでは気にならなかったテープスタート時の音揺れがはっきり聴きとれた。
(ワウフラはやはりそんなによくない)
しかしこれは数十秒も送れば安定してくる。

また、スピーカーでは聴きとれなかったブーンというハムノイズのような音がはっきり聴きとれた。
曲が始まってしまえばマスキングされ気にならないが曲間の無音部分でやはり気になる。

ヘッドホンで聴く音はスピーカーに比べて明らかに音がこもっている。
(テープとの相性も大いに関係すると思うが)
ちょうど初期のカセットウォークマンのような音で、さらにアジマス(テープとヘッドの角度)がずれたような音だ。
そういえば、去年銀座のウォークマンイベントで聴いた初期のカセットウォークマンもこんな音だったな。

これでは納得がいかないので、新しめのミュージックテープや自己録音したカセットを聴いてみた。

するとそれほど悪くはない。

どうやら最初に聴いたミュージックテープの音が劣化しまくりだったようだ。

聴いていくごとに当初悪いと思った音の印象は払拭されていった。

聴きこんだ末、安定感はプロフェッショナルウォークマン並みと判断した。
カセットメカというものはウォークマンのようなポータブルサイズでは非常にシビアな設計が必要であり、プロフェッショナル機(WM-D6C等)でも据え置きデッキには遠く及ばない。
ウォークマンよりもスペースに気を使わずに設計できるラジカセの音がウォークマンよりいいのは当然のことである。

また、カセットテープはアナログメディアだ。
デジタルデータでないため、ソース品質にはバラつきがあり、ラジカセのせいじゃないのに音が悪いと判断されかねない。

これがカセットの音が悪いと誤解される部分でもあるが、まずはソースが確かなものであることが大切だと改めて痛感した。
大前提として、アナログメディアは再生環境で大きく音が変わることを肝に銘じておくべきだろう。

上手に録音されたテープの音はCDと聴感上区別できないほどのポテンシャルを持っていることは、昔使っていた者には説明の必要もないことだが。

初代LN 録音編

このラジカセにおいても元の録音さえよければカセットウォークマン以上の再生能力があることがわかった。

音質の変更機能も一応ある。

音質 ”低ー高” のつまみ(右)
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安価なラジカセは確かに当時もこんな感じだった。

これはどちらかというとトーンコントロールのTREBEL(高音域調整)に近いもの。
”低”の方に回すとやや低音が強調されるがそれ以上に高音がこもった音になる。
”高”の方に回せば高音が強調され華やかに音になる。

もともと搭載スピーカーが小型なので低音の増加量は認識しにくいが、ヘッドホンだと違いがよくわかった。
低音と高音の独立トーンコントロールがあれば文句なしだっただろう。

このつまみの使い方はスピーカーでそこそこの音量で聴く時は中間の位置でもよい。
小音量時はラウドネス効果の補正という意味で右に多めに回すことで気持ちよく聴くことができる。

ヘッドホン使用時は、中間より好みで右方向にいくらか回す程度がよいだろう。
(右に回しすぎるとヒスノイズが目立ちはじめるので)

オレはこの音に慣れてしまったのでもう麻痺しているが、最初はヘッドホンで聴くと音がこもりすぎだと思うかもしれない。
しかしそれもカセットの録音状態次第だろう。
録音が悪いものはより悪く、いいものは普通に聴けた。

普通のカセットウォークマンより数段上の安定した音なのは間違いない。

次にラジオだ。

とにかく感度がよく合わせやすい。
メモリもないアナログメーターであるが実のところデジタルチューナーなので同調は容易だ。
(そもそもほとんどFM横浜かJ-WAVEくらいしか聴かないが)

スピーカーからの出音もクリアで良好、ヘッドホンでもカセットの時と違いとてもクリアだ。
(ちなみにカセット再生時のハムノイズのような音もない)

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本体は小さくてもロッドアンテナは1m以上なのが頼もしい。


今回よりオレとしては新しい試みで音声ファイルを同時に記録することにした。

しかしファイル制限の都合で音質は全然よくない。
まぁニュアンスは伝わるだろう。
(本来ならハイレゾ音質といきたいところだった)

録音条件は以下の通り。

レコーダー:SONY PCM-A10
録音モード:MP3 192kbps
ソース:ミュージックテープ(おどるポンポコリン 唄:B.B.クイーンズ、BMGビクター)
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今回はオレのカセット愛聴盤であるB.B.クイーンズとした。
(これが意外に録音がいい)

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手拍子やパーカッションなどに着目して聴き分けるのがいいだろう。

音声ファイルはリスニング条件別に録音している。
※要ヘッドホン

1.RX-FS27 スピーカーからの距離60㎝斜め上方向(PCM-A10 MIC:Wide Stereo Position)
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RX-27_60cm

まずは実用的なリスニング位置として、
ラジカセから60~70㎝離れて上から見下ろす位置から録音。
ラジカセの音量はうるさく感じない程度(9時の位置)で出している。
このラジカセの本来の音というならこの音ということになるだろう。


2.RX-FS27 スピーカーからの距離30㎝水平方向(PCM-A10 MIC:Wide Stereo Position
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RX-27_30cm

寝ながらとか耳元に近い状態を想定。
スピーカーと耳の高さはほぼ水平に30㎝程度離れた位置。
さすがにスピーカーが近いだけあってステレオ感がある。


3.RX-FS27 ヘッドホン出力→BOSE AUX IN(PCM-A10 MIC:Wide Stereo Position
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RX-27_BOSE

せっかくなので外部スピーカーだともっといい音で聴けそうなのでやってみた。

Bluetoothなどはついていないのでステレオミニによる有線接続である。
パワードスピーカーはボーズのWAVE MUSIC SYSTEM Ⅲを使用。

録音条件は2とほぼ同じだが40cm離している。
さすがボーズだけあって低音は抜群だ。


4.RX-FS27 ヘッドホン出力ダイレクト(PCM-A10 MIC IN)
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RX-27_Direct

最後にこのラジカセのヘッドホン出力の音。
アナログ音源のデジタル化の際のやり方と同様。
ダイレクト接続だけあってだいぶオレが聴いた音に近い音が録れた。

カセットの録音状態にもよるが、元がよければ十分使える音質だ。
カセットデッキには及ばないまでも、普通のカセットウォークマンよりはいい。
多くのカセットウォークマンを所有するオレから言わせれば、この音ならもう古いカセットウォークマンが壊れてもとりあえず安心して聴けるレベルだ。
予想以上の良い音で満足している。
ただし、ラジカセのノイズが乗っているので本気のデジタル化の際は使わないだろう。


ひとつ注意したいのはこのラジカセもやはりエージング(慣らし)は必要だ。
使うごとに音質が変化していくのを短時間で体感できたのは面白かった。

とにかくいい買い物をしたと思う。

壊れたらまたこの機種を買いなおすだろうし、その前にもう一台あってもいいと思うほどだ。

他の色があれば即2台目を買ってしまうかもしれない。

とにかく価格とサイズを考えればまったく文句なし。
(もともと期待していなかっただけに)


これからはオレのカセット再生のスタンダードになることは間違いない。