普段使いのイヤホンをソニーのN3に変えたので、SE535のリケーブルはするつもりはなかったが、
やはり長年使ってきた535の音も捨てがたく、いつでも聴ける状態にしておくべきと思った。
というわけで、あまりお金をかけずにリケーブルすることにした。
断線中のONSO。
オレンジのケーブルとプレーヤー側のジャックの質感は最高だ。
7000円くらいした。
これ以前のケーブルはオヤイデだった。
コネクタ側のケーブルが断線し、手で押さえてればなんとか聴けるという状態。
オヤイデからの交換直後はほとんど音は変わらないと思っていたが、聴きこんでいくと若干全体に
音が痩せた感じを受けた。
ONSOのケーブルは柔らかく、衣擦れ音も少なくとても気に入っていたが、1年もたずに断線・・・
断線はだいたいコネクタ側ケーブルに起きやすい。
イヤホン側コネクタは汎用MMCX。
ケーブルが柔らかいのでシュア掛けがうまくできなかった。
ポータブル用途のイヤホンケーブルは使い込めば断線するのは必至。
オレの場合はだいたい1年がここのところのサイクルだ。
ケーブルさえ交換すれば使い続けられるのはありがたい。
リケーブルできないイヤホンを今後買うことはないだろう。
プレーヤー側コネクタはL字型。
金属の質感が高級感抜群。
もしかしたらストレートタイプの方が断線しにくいのかも?
よく見ないで買ったこれは3極でなく4極だった。
左から、L/R/マイク/グランド。
通常のアンバランス接続には使える。
今使っているウォークマンZX2では問題なく使えるが、Xperiaへの直挿しでは片チャンネルしか
音が出ず、付属のアンテナケーブルを介して使っていた。
ちなみにXperiaは3極では使えた。
そしてリケーブル用に購入したオヤイデケーブル。
メイドインジャパンがうれしい。
またオヤイデに戻ることになったが、価格は昔より安くなっており、耐久性も上がっているようだ。
これは5,000円しなかった。
赤いケーブルは535にマッチする。
音質も気になるところだ。
そういえば前使ってたのはHPC-MXだった。
新しくなって”s”がついた。
Secondとかの意味なのか気になる。
単純にMMCXなら大丈夫でしょ、と思っていたが、何やら不適合機種もあるようで、注意が必要だ。
質感はONSOのほうが好きだったが、こちらは質実剛健な感じ。
プレーヤー側コネクタ部分に緩やかなカーブがついており、シュア掛けを意識しているのか?
抜き挿しはこちらのほうがしやすかった。
今回はきっちり3極プラグを確認。
金メッキ端子はもうほぼ当たり前のようになったな。
色といい、535に美しくマッチした。
使わなくなるのがちょっともったいなくなるほどだ。
シュア掛けはケーブルを、耳前→上→後ろ方向に回して耳に引っ掛けるので、このケーブルは最適だ。
ONSOよりケーブルが硬いのでシュア掛けが簡単にできるようになった。
ちなみに純正ケーブルはケーブルの中に針金が入っておりクセをつけることができた。
このオヤイデリケーブルはひとまず大成功だ。
音質は変化が微妙ではあるが、とりあえず音はONSOより全体に太くなり、濃くなった。
最初のオヤイデは純正ケーブルから交換したときにほとんど変化を感じなかったので、純正相当の
ケーブルと見ている。
そういう意味では音質ではオヤイデに分があるようだ。
もっと高価なケーブルならまだ変化はあるのかもしれないが、消耗品にそんな金はかけられない。
第一耳が慣れてしまえばどうでもよくなるし、音質はトータルで決まるのでこれで十分だ。
なにより断線したときのショックも大きい。
535は素晴らしいイヤホンなので今後も大切に持っておくが、これが最後のリケーブルかな。
今後はN3を使い、断線後のリケーブルでバランス出力デビューしようと思う。
このシュアでも共有できるのでその時はまた引っ張り出して聴いてみるか。
それまではゆっくり休んでもらおう。