さくの家電のーと

オーディオ、音楽、家電全般に関する備忘録ブログ

◆家電全般◆

ブログ用カメラ変更

ライブドアブログに移行して、ずっとブログ用写真の撮影に使ってきたデジカメ。

それはソニーのサイバーショット DSC-T700 だ。
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これの好きなところはスライドレンズカバーで電源ONできることとレンズが飛び出てこないところ。
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裏面は全面液晶で操作は画面タッチで行う。
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このカメラはもともとオヤジが使っていたものだが、そもそもオレが選んで買ってあげたやつ。
オヤジが亡くなったこともあり、もったいないのでオレが使うことにしたのだ。

そもそもこのカメラ以前に使っていたのはやはりソニーのサイバーショット DSC-HX1。
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※DSC-T700に移行後に売ったが、ないと思っていた箱がでてきた

これはかなりでかかったが、ブログ用写真はまあまあ綺麗に撮れていた。
とはいえこのサイズは必要ない。

そういう理由もあってDSC-T700はちょうどいいと思ったのだ。

しかし使い始めてからは不満が続出した。
思いつくままに挙げてみると、
・オートフォーカスが鈍い
・写真が暗い
・手ブレ機能が弱い
・歪曲収差が目立つ
・シャッターのレスポンスが悪い
・タッチパネルの反応が悪い
・メニューがわかりにくい
・社外バッテリーに交換したらほぼ充電できない不良品だった

とまあ、自分の腕のなさが原因なのも大いにあるが、腕があってもカバーできない部分もある。
要は画質は悪くないがおそろしく使いにくいのだ。
思い通りに撮れずにストレスを抱えて使い続けていた。

そういうわけで、我慢に耐えかねてついにカメラを買い替えることにした。

最初は何を血迷ったのか、ソニーの「αシリーズ」にしようかと思った。
しかし、カメラの知識も腕もセンスもないのですぐに思いとどまった。

メインの用途はどう考えてもブログ写真程度だし、普段の撮影はスマホで済ませている。

だから安くて今のデジカメよりストレスなく使えればそれだけでいいのだ。

そういうわけで久々にソニーのカメラHPを見ると小型のコンデジ(T700に近いもの)はもう1機種しかない。
これまでの歴代デジカメは初デジカメからずーっとサイバーショットだった。
やはりソニーはαに力をいれており、コンデジはスマホに取って代わられ存在意義がなくなっているのだろうか。
旧機種の在庫はまだあるようだがそこまでのソニーへの執着はない。
どうせ買うなら現役機種が欲しい。
いよいよサイバーショットともお別れか。

となればもうキヤノンかニコンしかない。
(オレの中では)

条件は
・なるべく小さい
・マクロ撮影に強い
・画像をワイヤレス転送できる
・とにかく安い
と、かなりオレの敷居は低い。

そういうわけでメーカーは絞ってあるので機種選定に時間はかからなかった。


Canon IXY 210
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購入日:2021/5/19
買値:16,999円(送料込み)

人生初のキヤノン製カメラを購入した。
値段が値段なだけに何の躊躇もなく、選定時間はわずか1時間程度。

どんなに安かろうが、やっぱり久々に買ったデジカメは嬉しい。
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箱はやけに小さかった。

サイズは前のT700よりは厚さ方向で大きいが、むしろ持ちやすい。
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だが、思ったより安っぽい質感と軽さ。
(軽いのはいいか)
プラスチックっぽいが冬は冷たくなくてよさそう。

液晶はT700よりもずいぶん小さくなったが、画面が明るく鮮明なのと、メニュー文字が大きいので不都合はない。
メニューもシンプルでわかりやすかった。
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昨年プリンタを買い替えた際、何台も使ったエプソンからキヤノンに変更したので親和性も考慮した上でのキヤノンなのだ。

カラーは当初シルバーにしようと思ったが、写り込みが少ないとの情報で黒にしてみた。
(おかげでホコリが目立つが)
CDをよく撮影するので確かに写り込みは黒の方が少なそう。

210とT700でざっくり撮影性能を比較してみる。

画像サイズは3Mで両機ともあわせている。
撮影モードはオート。
撮影後の加工は一切していない。

まずはマクロ撮影。
当ブログのテーマ上、近くで小さいものしか撮らないからここは重要。

トミカの藤原とうふ店仕様トレノのミニカーを撮影。

T700 マクロ撮影距離約5cm
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210 マクロ撮影距離約5cm
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撮影時は液晶画面の見え方の違いかと思っていたがやはり210の方が明るく撮れている。
でも実際の色味はT700の方が近いかも。
210はエクスペリアのカメラのように実際より明るく撮れるようだ。
まぁそのほうがオレには都合がいい。

T700 マクロ撮影距離約1cm+ズーム
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T700はマクロ状態からのズームが効くのでここまでいける。
塗装の剥がれまでくっきり。

210 マクロ撮影距離約1cm
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差は歴然だがそこまでのマクロ撮影は不要なので210でも十分だ。

写り込み確認。
本ブログでよく登場するCD(カバー入り)で。

T700
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210
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まず色味が違うが実際のCDは210の方が近い。
結局両方とも右下よりちょっと上にカメラと手が写りこんでいる。
結局写りこむが黒の方がまだましなのか。

歪曲収差を確認。

T700
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縦横の辺が膨らんで明らかに樽型だ。
カセットテープなどのアップではやはり気になる。

210
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210の圧勝だ。
歪曲収差は撮り方を工夫すれば目立たないが、何も考えずに撮るオレには素でこれならありがたい。
これならソフトで修正しなくてもいいレベルだ。
(そもそも修正しないが)

一応ズームも。
うちから見える約1km先の鉄塔を撮ってみた。
T700
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210
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どちらもなんとなく同じくらいの倍率で撮ったつもり。
(両機ともデジタルズームの倍率)
T700は山の緑が鮮やか。
210は曇り空(白)がぶっ飛んでしまっている。
色味はT700が近い。
まぁ風景は撮らないからどうでもいい。

画質はT700の方が見た目に近く好きだが、それ以外は全て210がよかった。
そもそも画質はオートをやめれば実際の色で撮れるだろうが、オートフォーカスの早さとシャッターの押しやすさは断然210がよい。

どうやら自分の身の丈にあったデジカメを手に入れられたようだ。
ソニーがこのクラスのサイバーショットに力を入れないのならもう戻ることはないだろう。

うまく撮れない写真撮影が嫌でブログの更新が遅かった部分もあったが、これからは写真撮影が楽しくなりそうだ。
(だからといって更新頻度は変わらないだろうが)

末永く使っていこうと思う。

※備忘録
本記事はIXY 210とDSC-T700
2008/2/16~2019/2/11の記事までDSC-HX1
→ヤフーブログ時代
2020/2/10~2021/5/22の記事までDSC-T700
→ライブドアブログ移行後から

結局使わなくなったデジタルフォトフレーム

これは贈り物としていただいたものだ。

もともと欲しかったので、貰った時はすごくうれしかった。

しかし、案外早めに使わなくなってしまった。。

SONY デジタルフォトフレーム DPF-X800
29,800円 (ソニースタイル価格)
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2009年4月発売

2008年くらいから徐々に注目を浴び始めた家電の新カテゴリだ。
ソニーとしてもこの商品が初号機ではない。

デジタルフォトフレームは近年贈答用として人気が出始めているようだ。
贈答用として喜ばれる(敬遠されない)要素があるようだ。

・使うものでなく飾るものなので人を選ばない
・写真アルバムはどこの家にもあるが、デジタルアルバムとなればない
・撮りっぱなしの写真データをすぐに見れる
・自分で買うほどのものではないが、プレゼントされたなら嬉しい

難点
・電気が必要、なので設置場所がある程度限定される


もちろん使われなければ意味はないが写真を入れてプレゼントすれば使い方のわからない
年配の方でも電源を入れればそのまま使えてしまう。(って飾るだけなんだけど。。)

ちなみにオレのX800は8型だが他に10.2型のX1000、7型のD72、A72が今回の新ラインナップ。
大きな違いはディスプレイサイズだが、本体価格や月当りの電気代を考えて選択すれといい。

もちろんディスプレイは大きくなるほど電気代もかかる。

ちなみにX800は1ヶ月の電気代が約33円。
これは1日約10時間使用しての目安。とすると月300時間だから1時間約0.1円計算。
冷蔵庫と同様、通年で電源を入れておくことが予想されるのでそこを考えながらサイズは選ぼう。

また、ディスプレイを囲むフレームはクロムと木目調の2種類から選べるので。(写真はクロム)

ちなみにこのディスプレイは有機ELでなく新開発のTrueBlack液晶ディスプレイだが十分鮮やかに表示される。
輝度調整はマニュアルではできないが、周囲の明るさに合わせて自動で切り替えられる。
明るい部屋で照明を落としてみたら実際で約6~7秒ほどで画面は暗くなった。

そして設置方法は2通り。

そのまま立て掛けて設置するか
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壁に掛けるか
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また設置方向はそれぞれ縦横どちらでも。
オレは壁掛け横で決まり!

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ただし、縦方向の場合"SONY"のイルミネーションは自動で消灯するので悪しからず。
縦方向にもイルミ欲しかったかな。。

それでは開梱していこう。
ソニーのデジタルフォトフレームがプレゼントに最適というのはその梱包にある。

まずは外箱。
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最近にしては珍しくカラー。
やっぱり贈られた側としてはこの時点でワクワクする。

箱から出したとこ
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なかなか高級感があるSONYロゴがたまらない^^

フタをあけてみる
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S-Frameのロゴは逆エンボス加工。凝ってる^^

さらにフタをあけてみる
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保証書、取説類とリモコン。
ここにメッセージカードでも入れたらいい。

で、またフタをとると、、
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本体とご対面!
右がACアダプタ。

と、このようにフタ、フタ、フタで周囲を触らずに本体に対面できるので再梱包も問題なく行える。
ここが贈答品に適していると言われるところでもある。
開梱する一時のためだけに・・・

ソニー的には本体に写真データを入れて再梱包してプレゼントしたらどう?って言ってる。
確かにきれいにまた元に戻せるからそうしたくなる。
まぁ開梱は最初だけなんだけどやっぱり貰った側はうれしいよな。

デジタルフォトフレームの良い点はといえば、、、
今までならPCくらいからしか見なかった写真も気軽に見れるってとこかな。。
まぁそれくらいしかない(^^;


で、S-Frameに希望する今後の改善点

今回壁掛け使用ということで不満点が。

まず掛けて意識してしまったが、本体の厚さが壁から約5センチほどとなる。
これってけっこう邪魔。気になりだしたら止まらない。。
いわゆる壁に写真や絵をを飾っているという感じでは全くない。
そのうち2、3センチくらいにはなりそうだが、まだ壁掛けを強く意識しているとは思えない。
シンプルでいいデザインだけにここはまだまだソニーらしくなくおしいところ。

次にバッテリーのこと。
本体はAC電源のみで駆動。
つまり壁掛けの場合だと電源コードの取り回しが大変だし見栄えもよくない。
本体からアダプタまでのコード長も場所によっては短いかも?
それに黒いケーブルは白壁に映えすぎる(--;
まずは設置場所は電源の取れる範囲を選ばなければならず、自由度は格段に減る。
1ヶ月は充電不要くらいのバッテリーを内臓してくれればまずは十分かと思う。
(1日10時間使用だとかなり厳しいか・・・)

とにかく薄くしてバッテリー駆動にすることだな。

2020/10追記
長年使わず元箱で保管していたが、ついにハードオフ送りとした。
需要がないとのことで二束三文での買取は納得。
元箱へ入れていたにも関わらず、フレーム部分より湿気?なのか気泡のようなものが発生しており、本来であれば長期間使うであろう機器に疑問を持った次第だ。

パソコン買い替え IBMからSONYへ

仕事がパソコンメインな業務のせいか自分の使うパソコンには超疎い。

今ではインターネットができればいいという感じ。
実際インターネット以外の使用は2割程度か。

だましだまし使ってきた現パソコンが今年で8年目を迎えた。

当時ある程度のスペックのものを買っていたおかげか、2009年の今でもネットやMSオフィスなどのビジネスアプリを使う程度ならそれほど不自由はない。
遅いと感じることはあってもパソコンをぶん投げたくなるほどではない。

今のIBMを買ったのは2002年。
それまでもIBMをひいきにしていて何台か使ってきた。
新OSに代わるたびに動作が重くなり、否応なしというところだったか。
そういう意味では2002年以降はアプリケーションが要求するハード性能がほぼ安定していたのか、よほどの重いソフトでない限り快適に使えている。

現在使っているのはIBMのThinkPad。
いつのまやらlenovoブランドになっているようだ。
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IBMを使う人の多くはその操作性に惚れているからだろう。

一番はキータッチ。

適度なキーピッチとストロークは一度使うと他がどれもダメに思うほどだ。
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さすがにキーのひとつひとつが使いすぎてテカテカだ。

会社のPCもそうだがホームポジションのポッチが磨耗してもう無い。
それでも印字された文字が全く消えてないのはすごい。

あとは堅強なボディ剛性と飽きのこない一貫したデザイン。

実際7年間使って壊れたのはハードディスクのみ。
消耗品なので仕方ない。
長時間画面を注視していても目にうるさくないブラックボディはThinkPadのシンボルカラーだ。

最後にトラックポイントによるノーマウスなオペレーション。
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会社のノートPCはタッチパッドだが断然作業はトラックポイントの方が早い。

オレはキーから手を放すマウスはなるべく使いたくないのでこのためだけにIBMを選んでいたようなものだ。

というわけで敬意を表してここに備忘録として愛機を記録しておこう。

IBM ThinkPad R31 2656-8FJ(改)
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ソニー製品に包囲されたThinkPad

主要スペック
OS:Windows XP Professional
CPU:モバイルPentiumIII 1.13GHz-M
Memory:標準256MB→512MBへ増設
HDD:標準30GB→40GBへ故障のため交換
解像度:1024x768ドット、1,677万色
その他:ディスプレイ14.1V型TFT液晶、内蔵ワイヤレス LAN(IEEE802.11b準拠)、USB1.1(2)、
CD-R/RW&DVDコンボウルトラベイ2000ドライブ

購入当時のノートパソコンとしてはわりとがんばったスペックのものだった。

このスペックでもまだ使えるのだから買い替えもかなり迷った。

買い換えようと決めた理由

1.画面更新時、ハードディスクの読み込み状態が続き、なかなか更新されない
以前も直した症状、エラーチェックするも途中で固まる始末・・・。
これが一番の不満。
おそらく今のアプリ類を動かすにはメモリが足りないのだろう。
このマシンへ投資して使い続けるのもそろそろきつい。

2.内臓ディスクの書き込みがCD-Rのみしか対応していない

3.ウォークマンアプリのSonicStageが遅い
音楽データが増えていく一方ですでにHDDの容量が足りない

4.インターネット参照時、解像度が欲しいと感じることがある

5.USB周辺機器が2.0なのに1.1しか対応してない

こうやって挙げてみると見て見ぬふりしてたレベルでなく、我慢してたなぁと思う。

そういうわけで思い切って高性能なPCが欲しいと思ったのだ。

NewPCに求めるスペック
1.しばらく使える高速CPUと大容量メモリ
2.地デジ録再できるワイドで高解像度なディスプレイ
3.ブルーレイドライブ
4.メモリースロット(メモリースティックやSD)標準装備
5.ワイヤレスLANのIEEE802.11/n対応

lenovoで一応考えるも要求するスペックを満たす機種はなかった。

ついにソニーにするか!?

ソニー好きとしてはずっとVAIOのことが気になっていたし。

ということでソニーのVAIOサイトへ。

今までも買うつもりもないのにオーナーメイドで何度かシュミレーションしていたことがある。

オーナーメードとはベースモデルから自分好みにカスタマイズしてネット注文できるシステム。

カスタマイズすればするほど値段がアップしていくやつだ。

遊ぶ分には気軽だが、いざ購入となると上がっていく値段が重くのしかかる・・・

最近売れ筋の5万円程度のモデルでも現PCと比べれば全然ましなスペックなのだが、せっかくだからと背伸びしてしまう。

しかしVAIOは高い。

一応VAIO標準仕様モデルを実際に店頭で触ってみた。

キータッチはやはりIBMにはかなわない。

やはりオーナーメードでベースモデルを特別仕様に仕立て上げたい。

で、決めたのはType F。

AV性能に特化したハイビジョンAVノートだ。


SONY VAIO VGN-FW92JS
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パソコンにリモコンが付くとはさすがAV仕様。
使うかどうかは微妙だが。
TypeFにはブラックが用意されていない。
オーナーメードでだけ選べるチタングレーを選択だ。

カスタマイズした仕様は以下のとおり。

主要スペック
OS:Windows Vista(R) Home Premium(SP1) 64ビット正規版
CPU:Core 2 Duo T9800(2.93 GHz)
Memory:8GB
HDD:400GB(5400回転/分)
解像度:1920x1080ドット(Full HD)→オーナーメード限定仕様
その他:ディスプレイ16.4型ワイドクリアブラック液晶(アスペクト比16:9)、
内蔵ワイヤレス LAN(IEEE802.11a/b/g/n準拠)、USB2.0(2)、
ブルーレイディスクドライブ、地上デジタルチューナー×2
ソフト:Adobe Premiere Elements 7、Adobe Photoshop Elements 7を追加

今使っているIBMは何なんだ、というスペックだ。

結局HDDを除いてTypeFで選べるハード性能の最高スペックを選択した。
ソフトは動画編集のためにAdobeを追加。
まぁOS、ソフトは後からなんとでもなるが。
とにかく、時代遅れなPCを使い続けるオレが一気に世間に追いつけるスペックだ。
その他にも内蔵スピーカー、ヘッドホンでサラウンド音響が聴けるDolby Sound Roomも嬉しい。

で、注文も完了した。

ただし、オーナーメードは納期に時間がかかるようだ。

今日は4月29日だが手元に到着するのは5月中旬とのこと。

それまでにThinkPadはHDDを交換して直しておこう。
(やっぱり直すのか)
しばらくはサブマシンとして使おうかと思っている。
(今は亡きIBMブランドだし)

あとはVAIOの到着を待つのみ。
この待ってる間がまたモチベーションを上げてくれる。

VAIO TypeFのレポートは到着後にということで。

思い出の家電 マッサージチェア

今朝、久しぶりに亡くなった母の"夢"を見た。

母は3年ほど前に「母の日」の前日に病気で亡くなっている。
なんとも皮肉だ。

日頃から強く思っていること、気にしてることは夢に見やすいとはよく言うが、オレの場合はそれほどうまくいかないようだ。。

母が亡くなって間もない頃は夢の中だけでも母に逢いたいと、母の事を思い、眠りにつくも結局はそのまま寝ただけということがほとんどだ。

なかなか見たいと思う夢を見れるものではない。

だから今朝の夢は本当に予想外なことだった。

オレは親孝行な息子と思われていただろうか?

親にとって孝行な子供だと感じるのはどんな瞬間なんだろう?


そういえば、母の生前に(正確には両親に)高価なマッサージチェアをプレゼントしたことがある。

当時ナショナルのリアルプロというマッサージチェアだ。

当時のナショナルのラインナップの中でも一番高いやつを選んだ。

離れて暮らす両親へ、普段何もしないバカ息子からのちょっとビッグなプレゼントとなるはずだった。

購入後、店から送付しましたのメールを受信した数日後、母親から電話がかかってきた。

あの時の会話は今もよく覚えている。

しかし、電話の内容は予想外のものだった。


母「な~んか大っきな荷物が届いたよ~」

オレ「うん、すごいでしょ!使ってよ!!」

母「こんなの場所取るし使い方もわからないよ、バカねぇ」

オレ「ん!?そんなの簡単じゃん。操作パネルはわかりやすいしわからないところは取説読めばいいし」

母「どっちも字が小さくて見にくいし読んでもわからない、使いきれないわ」
※母は家電にうとかったため、ハナから使えないと決めつけている

オレ「あぁっ?それいくらしたと思う?オヤジにでも聞いて見れば!じゃぁなっ!!」


あの時は予想外の母の言葉にひどく腹を立てたオレは荒々しく電話を切ってしまった。

とにかくあの時は感謝の言葉を勝手に期待していたせいか、母の言葉が頭にくるばかりだった。

今思えば、機械オンチな母には実際かなりムリなプレゼントだったかもしれないし、照れもあったのだと思う。

今となってはもう確かめようもない。

そういえば母はどんな性格だったかな?
結構天然でストレートだったから本気で迷惑だったのかも?

だからあの時は母の言葉をそのまま受け止めてしまったような気がする。

母が亡くなった日、そしてその日からしばらく続いたそれまで経験したことのない息をひそめるような悲しみ。

しかし、時の流れは悲しみと同じく、母の記憶までもを遠い彼方へと追いやるようだ。

実家に帰り、マッサージチェアを何度が使ってみたが操作はそれほど難しいものではなかった。

今思えば、ある日突然デカイ機械を送りつけられて、さぁ今日から使え、は母にとってはそんなにありがたいことでもなかったかもな。
ほんとうならオレが直接使い方を教えてあげられればまだよかったんだろうけど。

まぁそんないわくつきのプレゼントだったが、その母はいずれ使いこなすことになる。

いつだったか実家に帰った時、父がこう言っていた。

「(母は)風呂上がりにマッサージチェアを使うのが好きでマッサージしながらよくそのまま寝てしまう」と。

母は小柄な人だったから、足が短くて足裏がマッサージ機の下まで届かず浮いていたという。
その姿を想像すると、面白くて可愛いらしくて。


話がそれたが今日の夢の中の話。

夢の中の母は病気をするずっと以前の若々しい姿だった。
それにとても元気そう。
何よりだ。

ご飯を作るからと母は歩いて買い物に出かけようしていた。

オレは今となっては母の病気のことを知っているので、慌てて車を出すから一緒に行こうと病気の母親を強く引き止めた。
元気そうにしてはいるが病気なんだからとオレは思い込んでいるようだ。
ここら辺が夢なのでなんかごっちゃになってるようだ。

ひとつだけはっきりしていたのは、夢の中ではオレも母もこれは今この瞬間だけの再会だということだ。

オレは母にしがみつくようにして泣いていたからだ。
母も事情をわかってか、寂しげに静かに笑っていた。

その時だけはなんとなく母は実体としての感触があったような気がする。

それから何を話したのかは覚えていない。

何も話さなかったかもしれないし、話したとこできっとたわいもない話をしただろう。
ただ夢の中でオレはずっと泣いていたような気がする。

久しぶりに逢えてとにかくうれしくてうれしくて・・・


と、目覚ましが鳴り響き、目が覚めた。

涙出てるかも、と思ったのだが実際は全然泣いていない。
オレは泣きながら目を覚ますほど繊細な人間ではないようだ。

少しだけ布団の中でまどろみながらたった今見た夢を必死に思い起こしてみる。
ほどなくして夢の中と同じように現実に涙が溢れてきた。

まったく朝っぱらから・・・
会社・・・
行かなきゃいけないのになぁ・・・

いつもは朝にめっぽう弱いオレなのだが今日だけはすっきりと目覚めることができた。

母の夢をみて襟を正される思いになった。

亡くなった人をいつまでも想うことは悪いことではない。

しかし今は健在の父親を思いやることが大切なことだ。

母には悪いが今は父が大切だ。

果たして母の人生が幸せなものだったのかはオレにはわからない。
ただ息子として母が喜ぶようなことをロクにしてあげられなかったから母は不幸だったのかもと勝手に思う。
でも幸せであったと思いたい。

父親にならまだしてあげられることはたくさんあるだろう。
自分の気持ちの上だけではもう後悔はしたくない。
親孝行したと自己満足できればそれでいい。

そういえば、実家のマッサージチェアの調子が悪く「キーキー」音がしているらしい。
メンテを頼まなければ。
この先、父がまだまだ使ってくれるんだから。

今年の母の三周忌で実家に戻った時、父はオレのデジカメを見てデジカメが欲しいとポツリと言っていた。
デジカメを持っていない父には今までのカメラとは勝手が違うというのはわかっているから買うに買えない状況なのだろう。

年老いた父でも使えるわかりやすいデジカメをプレゼントしようと思う。
パソコンが使えないから撮った写真を見るためにフォトプリンタも必要だろう。

性能なんかよりまず使いやすさと耐久性を重視するべきだ。

自分が使う家電を選ぶのは簡単だが、自分以外の人間が使うとなると選ぶことの難しさはもうマッサージチェアの件でわかっている。

今、デジカメとフォトプリンタのカタログを手にし、いつもは必死になって選ぶオレも、今回は少しだけ落ち着いた優しい気持ちでカタログを眺めている。

電池が使えるか気軽にチェック!

「電池交換の時、新しい電池と古い電池が混ざって分からなくなった!」

「少し使った電池をもったいないので取っておいたが使えるか分からない」

そんな時はこれを使ってすぐに解決!

TOSHIBA バッテリーチェッカー TBC-10
寸法:縦95×横90×厚さ18mm
重さ:約47g(電池含む)
本体希望小売価格:1,260円
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単1,2,3,4,5,6Pの6種類の乾電池のチェックができる。
東芝以外でも各社様々な形状のものがあるが、これは使いやすい。

チェック方法は簡単、ただ挟むだけ。
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3段階で電池の消耗具合(残量)を分かりやすく表示。
それにしても
・使えます
・少し使えます
・使えません
って、ざっくりだなぁ。
もう少し正確に知りたいというマニア向けには簡易メータータイプもある。

最近は使ってる製品は少ないが006P(9V)もチェックできる。
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電池を大量に消費するオレにとってはなくてはならない。

ちなみにテスターでも測定できるがこっちのほうがお手軽。

機種によってはボタン形電池に対応したものもある。
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