さくの家電のーと

オーディオ、音楽、家電全般に関する備忘録ブログ

アクセサリー

SONY SEQ-50 ウォークマン用グラフィックイコライザー

かつてカセット時代のウォークマンには魅力的なアクセサリーが豊富に準備されていた。

基本機能しかなかったウォークマンのできないことを補完するアクセサリーも多かった。

つまり機能拡張のためのアクセサリーということ。
(現代のウォークマンアクセサリーはケース程度)

今回のグラフィックイコライザー(以降はグライコ)は簡単に言えばいくつかに分割された周波数帯のレベルを上げ下げすることで音質を自在に変えるもの。
高音がうるさければ抑え、低音が足りなければ増強するなど、好みの音質にして音の不足感を補うために使う。

アンプやラジカセにあるトーンコントロール(バス、トレブル)をより細分化したようなものと思えばいい。
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YAMAHA ネットワークレシーバー R-N803のトーンコントロール部

現代ではグライコを積極的に活用するのは少数派と思われるが、当時はミニコンポやラジカセ、カーステ等、グライコは普通によく使われ、また見た目もグラフィカルで美しいのでとてもメジャーな存在だった。
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SONY ウォークマン NW-ZX300のグライコ

もっとも現在でいうグライコはソフトウェアによる電子グライコが一般的だろう。

まずはウォークマングライコの歴史をざっくり振り返っておこう。

1984年にウォークマン用外付けグライコ発売。
(本記事のもの)

1986年にグライコ内蔵ウォークマン WM-60を発売。
ウォークマンとして初のグライコ搭載モデルとなった。
wm-60
カタログより

上面パネルに大胆に配置されたグライコが特徴だ。
グライコ搭載モデルのウォークマンは他に数機種が発売されたがやがて搭載モデルはなくなる。
グライコは本来物理スライダーで各バンドを調整するものであり、本体に搭載するとなると当然のことながら多くのスペースを割くことになる。
ましてやウォークマンに搭載するとなるとデザイン的に制約が出てくることは必然だった。

そういう理由もあってかウォークマンにグライコ搭載モデルはなくなったが、代わりに搭載されたのがDBB(ダイナミック・バス・ブースト)だ。
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SONY WM-DD9のDBBスイッチ

これはグライコではないが、音を補正するという意味では同じ流れになるだろう。
ただし、これは低音のみの不足を補うもので、グライコのような自由度はない。

それなのに多くのウォークマンに搭載されたのには理由がある。

DBBは当時主流だったインイヤータイプイヤホンの低音不足を補うことが一番の目的だったと思っている。
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SONY インイヤーイヤホン

ヘッドバンドのヘッドホンだと聴こえる低音も、この小型のインイヤーイヤホンだと出ていないように聴こえるためだ。
確かにこのイヤホンを使っていて一番の不満は低音がスカスカなことだった。

現代ではカナル型イヤホン(耳栓型)が主流となり、低音不足を感じることはそうないが、インイヤータイプのイヤホンはその装着方法の問題ゆえ低音の損失が大きかったのだ。
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SHURE カナル型イヤホン SE535LTD

しかし、実はこの低音不足問題は意外に早期に解決の糸口が見つかっていたのだ。

1983年発売のWM-20に付属したヘッドホンはバーティカル・イン・ザ・イヤー方式をとっていた。
Sony_WM-20-1984
カタログより

このヘッドホンは従来の外耳道に対しドライバーを水平に装着する方法から、外耳道に対してドライバーを垂直に装着することで低音不足が補えるという画期的なものだった。
無題
SONY ヘッドホンサイトより


現在もこの考えは引き継がれ、形を変えて発売されている。

これはインイヤーのイヤホンを持っているなら簡単に再現できる。
普通の装着方法でなく、ドライバー面を図のように前方向に向けて装着すると実際低音が聴こえるようになるのだ。
当時オレは普通のインイヤーイヤホンをこの方法で装着していたこともあるほど効果は絶大だ。
(ただし、音漏れは当然激しく能率も悪い、そして落ちる)

そんな低音不足を補うためのDBBも現代のウォークマンにはついていない。

その理由はカナル型イヤホンの台頭により低音不足が解消されたことがひとつ。

もうひとつはグライコの復活である。

かつて物理スライダーが必要だったグライコは姿を変え、まずはウォークマンのヘッドホンリモコンに搭載されて電子制御になる。
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ウォークマン用リモコン RM-MC40ELK

専用リモコンが必要だが再びグライコが使えるようになったのだ。

また、電子制御による本体内蔵グライコはハードディスクウォークマンが最初だったと思う。

そして現代ではウォークマン自体にソフトとして内蔵されているので使用する際の制約は実質なくなったのだ。

オレはグライコが昔から好きで、据え置き型も使ってきた。

80年代はSANSUI SE-80、現在はSANSUIのSE-99が現役でがんばっている。
(もっとも周波数監視のためのディスプレイのような使い方しかしていないが)
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さて、そんなウォークマンの歴史の中での最初のグライコを見ていこう。


SONY SEQ-50
DSC01542

発売年:1984年
価格:9,100円
寸法:幅79mm×高さ108mm×厚さ20.5mm
重量:120g(電池含まず)
周波数特性:70~15000Hz ±3dB(EQフラット時)
S/N比:65dB(EQフラット時)
中心周波数:100Hz,300Hz,1kHz,3kHz,10kHz
可動範囲:±10dB
カラー:シルバー、ブラック

当時としては標準的な5バンドの調整ができる、ウォークマン専用5バンドグラフィックイコライザーだ。
DSC01578

カセットウォークマンよりはやや小さく、カセットケースサイズに近い。

仕組みが単純なだけに、故障することなく製造後40年近く経過した現代でも使えてしまうのは驚きだ。

図体のわりにスライダー部分が表面積の半分ほどしか取れていないのは下半分に電池が入っているため。
さらにスライダーの稼働範囲はー10~+10の間で1センチほどしかとられていないため、細かい設定がやりづらい。

また、スライダーの動きが渋いのは経年劣化かと思われたが、ポータブル用途では簡単にスライダーが動いてしまっては使い物にならないので、ある程度固いのだと思う。
ただし、センター(0)部分のみカチッと止まる。

裏面 
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グライコの設定例が張り付けられている。
見る人が見ればわかる設定だ。

下部には電池ボックス。
電池は単三形乾電池を2本使う。
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上側面
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入出力端子が集約されている。
まずはパワースイッチ。
電源を必要とするのでイコライザーを効かせる時はスイッチを入れる。
スイッチを入れるとインジケータが赤く点灯する。
DSC01549

電源オフの状態でもヘッドホン端子には信号がパススルーされるため使えるが、当然イコライザは効かない。

面白いのはヘッドホン出力が2系統あること。
本来ポータブルプレイヤーはパーソナル用途と考えがちだが、初代ウォークマンのTPS-L2はじめ、ヘッドホン端子を2つ装備するモデルはカセットウォークマン初期にはいくつかあった。
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初代ウォークマン TPS-L2のヘッドホン端子

まだウォークマンが普及していない頃、外に持ち出した音楽を例えばカップルで楽しむためのものだ。

やがてウォークマンのダウンサイジングの妨げとなったのか2系統装備のモデルは無くなる。
その名残りがSEQ-50でも見ることができたのだ。

二人で聴くならステレオプラグアダプターを使えばいい。
SONY PC-232S ステレオミニプラグアダプター

使い方
ステレオミニのヘッドホン出力を備えた機器であればなんでも構わない。
プレーヤーのヘッドホン出力にグライコからのケーブルを接続して完了。
DSC01579
今回プレイヤーは現在愛用のSONY NW-ZX300、イヤホンはSHURE SE-535LTD(オヤイデリケーブル済)を使うことにした。

まずグライコの電源を入れるとサーッというホワイトノイズが聴こえた。
電源オフではノイズは出ないので機器固有のノイズとわかるが、おそらく新品当時の性能はすでに維持できていないのだろう。
曲が始まればそれほど気になるものではない。

試聴では本体裏にあるジャンル別推奨設定パターンをなぞってみることにした。

VOCAL

グライコの推奨設定は以下。
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1kHz+5、3kHz+5
※裏面の設定値は細かく読み取れないので概算値

ボーカルと名のついたこの設定はボーカルを前面に押し出す設定だ。
通常ボーカルをメインに聴きたい場合は1kHzを基軸として上げていく。
ただし、1kHzの周波数をもつのはボーカルだけではないし、ボーカルの成分も1kHzに限るものではないので上げすぎるとバランスが崩れる。
よって1kHzの前後の周波数も巻き込んで調整するのが肝だ。
実際のところ5バンドでは足りないが、本来なら10バンドは欲しいところだ。

ソースは家入レオ「Silly」のハイレゾ音源を試聴した。
「Silly」はもともとボーカルとバックの演奏が同レベルに近い今どきの全帯域塊型の音だ。
グライコ推奨の設定ではそれはまぁボーカルが際立つ。
しかし高音が耳に刺さってうるさいのは3kHzの+5が効きすぎているためだ。
予想できていたが、女性ボーカルにはちょっときつい。
とりあえず3kHzを+2まで下げて高音の出すぎを改善したがそれだけで全体に聴きやすくなった。

次に井上陽水「Make-up Shadow」オリジナルシングルCD音源を聴いてみた。
元の推奨設定に戻したがこれは意外に聴きやすく、むしろ慣れるといい感じだ。
3kHz+5でも男性ボーカルならうるさく感じないので男女ボーカルでは微調整が必要だ。

JAZZ and ROCK
グライコの推奨設定は以下。
DSC01551
100Hz+8、300Hz+5、1kHz+2、3kHz+3、10kHz+2

この設定を見る限り、ベース・バスドラを強調、かつ高域も出したいという設定なので、いわゆる「ドンシャリ」といわれるものだ。
設定自体はこのジャンル向きだが、5バンドということもあり、低域のもたつきが懸念される。
本来であれば100Hz以下の低域を上げたいところだ。

ソースはTHE MODS「HNDS UP」リマスターCDから「激しい雨が」を試聴。
バランスは悪くはないがやや低音がこもった感じだ。
そのせいかシンバルのアタックも思ったより弱い。
そこで300Hzを+5から+2まで下げるとこもりは軽減され、ボリュームを上げると高域はいじらなくてもすっきり聴けるようになった。

次に吉川晃司「PASSAGE:K2 SINGLE COLLECTION」より「LA VIE EN ROSE」を試聴。
また推奨設定に戻したがこのソースでは低音がさらに効きすぎだ。
100Hzを+5、300Hzを+2とし、低域を全体に下げることでドラムにキレが出てきた。

NOISE CUT
グライコの設定は以下。
DSC01552
3kHzー2、10kHzー5

そもそもデジタルにはメディア由来のノイズはないので、これはまさにカセットウォークマンならではの設定だ。
つまりカセットのテープヒスノイズを軽減するための設定なのだ。
サーというノイズは確かに高域方向の周波数を下げれば目立たなくなる。
ただし、下げすぎると音がこもるので加減が難しいところ。

ソースは以前の記事(オーディオ小僧ダビングの流儀)執筆時にデジタル化しておいた松田聖子「Canary」よりバラード曲「Silvery Moonlight」を試聴。
この音源はレコードtoカセットかつノーマルテープでNRオフだったのでテープヒスノイズが酷かったやつだ。
この設定により高域で耳障りだったテープヒスはずいぶん低減される。
しかし、高域成分を含む楽器音も犠牲になるのも当然。
高音は丸くなり、こもったような音となり、繊細な響きさえも失われている。
ピアニッシモではテープヒスが目立つだろうが、10kHzをー2までに戻すと高域とノイズのバランスがよくなった。


さて、ひと通り試してみたが推奨設定から少しいじることになってしまった。
音の出口であるイヤホンが違えば当然聴こえ方も大きく異なってくる。

当時はほぼイヤホンといえばインイヤー(ダイナミック・ドライバー)一択だったのでこれら推奨値でちょうどいい音が聴けたのかもしれない。
インイヤータイプはドライバーユニットそのものを耳に入れるのでドライバーサイズが自ずと決まり、どのイヤホンも音質傾向が似てくるからだ。
(当時はBAの音楽用イヤホンは存在しなかった)

そして今回使用したのはSE-535LTDなのでBAドライバー。
中域に解像感があるモニタータイプだ。
現代のカナル型イヤホンを使用するとグライコによるわずかな調整でも顕著に変化が聴きとれるのだ。

このグライコの設定例はあくまで例にすぎない。
もちろん推奨通りでも構わないが、だいたいの場合推奨設定やプリセットで聴くとちょっと違うなと思うことがよくある。

本来のグライコの使い方は再生環境に起因する音の過不足を修正するものだろう。
しかしポータブルに限っては自分好みの音に作り替えるという意味合いが強い。

長年グライコをいじり倒して痛感しているのはグライコの設定は一発では決まらないということだ。
その日の体調や気分も大きく関係する。
昨日は気持ちよかった高音が今日はきつく感じるとか。
また、同じアルバムであっても曲単位で修正が必要とさえ思えてくる。
(ここまでくるとイコライザー病だが)

今回の試聴において推奨設定でも曲が変わると印象が変わったのは、曲が変われば設定値も変動するということなのだ。

元の音をいじるということはオーディオマニアにとっては非常にデリケートな問題でもある。

オーディオマニアの見解は2つに分かれるだろう。

・音は物理的セッティングや機器の選定で調整するべきであり、原音はいじるべきではない

・イコライザーやトーンコントロールは必要であれば積極的に活用して調整するべき

このどちらかと問われればオレは後者に入るかもしれない。
もちろん前者も尊重すべきだ。

オーディオマニアのはしくれとしては、イコライザー機器を経由すること自体が邪道であり、できれば音はいじりたくないというのが根底にはある。
だが何よりも金と時間を無駄にせず、簡単に理想の音に辿り着けるのであれば使いたくもなるのだ。

イコライザーはともかくとして、たいがいのアンプについているトーンコントロールさえも意固地になって使わないのはオレはもったいない話だ。

このウォークマン用のグライコは結果的に当時のイヤホンのショボい音を修正する目的が大きかったのだと思っている。
つまりイヤホンを変えずに音をグレードアップできると考えればこれほど手軽で安上がりなことはない。

よくイヤホンの音に満足できず、次々と買い替えるイヤホン沼に陥ったという話を聞く。
オレはいつも、その前になぜグライコをいじらないのか?と不思議に思う。
誰もが納得の万能なイヤホンなど存在しない。
まずはグライコをいじってイヤホンがそれに追従できるのかを確認してからでも遅くはない。

ちょっとグライコをいじってみれば沼から抜け出せるのかもしれないのだ。

少なくとも今聴いている音に不満があるならグライコに目を向けてみてはどうだろうか。

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SONY PC-232S ステレオミニプラグアダプター

ひとつのヘッドホン端子を2つに増設するためのアダプター。

持っていても使いそうで使わない。

あれば便利だが、いざ出先で使いたいと思う時には持っていない。

だからといって常に持ち歩いていても使う頻度は極端に少ない。

ただこんなものがあるということを知っているかいないかで歩む人生の差がどれだけつくものだろうか。


SONY PC-232S
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価格:1,210円(税込み)
仕様:3.5mmステレオミニ出力×2

ステレオミニプラグアダプターはヘッドホン出力を2分配するアイテムだ。

もちろんウォークマン等のポータブルプレイヤーのヘッドホン端子に挿して使う。
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使い方はこんな感じ。
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3.5mmステレオミニ端子であれば現代のものでも使える。
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こうすることで音楽プレイヤーが1台でも2人で同じ音をステレオで聴くことができる。


映画やドラマで1台のプレイヤーのイヤホンを恋人同士で共有して聴くシーンをたまに見かける。
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BSテレ東 真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」(2020年放送)第一話の1シーン

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今でも恋人、友人同士でこんな使い方はするだろう。
(ワイヤレスだと接近できないのでワイヤードがおすすめ)

二人で同じ曲を聴けばデートも盛り上がることは間違いない。

ただ片耳だけでは音楽に没入することは当然できないがそんなことは関係ない。

もう片方の耳は会話のためにあけてあるのだ。

ちなみにこのドラマは録画して永久保存版として持っている。
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原作は漫画アクション連載の「ハイポジ」。

ストーリーは現代の中年おやじがある恥ずかしい事故をきっかけに1986年の自身の青春時代へタイムスリップし、2度目の青春をやり直す、というよくありがちなストーリー。

ドラマでは毎回テーマ曲が決まっており、それに沿ったストーリー展開がなされる。
(例えば第一話は「翼の折れた天使(エンジェル)」)

そしてこのドラマの最も重要なアイテムとなるのはタイトルからもわかる通りカセットテープだ。

ドラマには何巻か出てくるが、マクセルの初代UDⅡこそがキーアイテムとなる。
ロングランハイポジカセット 初代UDⅡ

1
オープニングより

この手のドラマは当時を再現してくれるのでオレは大好物だ。

3
オープニングより

とにかくこんなシーンを見てはいつも思い出すのがこのアダプターなのだ。

そして「プラグアダプター使えよ」とオーディオマニアならではのつっこみを入れるのだ。

ちなみに主人公 光彦(今井悠貴)が想いを寄せる さつき(黒崎レイナ)が使うのはSONYのウォークマンWM-101。
WM-30と似ているので間違えやすいがまずデザインとドラマの時代背景が違う。
また、乾電池アダプターが本体下面に装着されているのでWM-101であることはわかる。
(時代に機種もバッチリ合っていなければオレのようなマニアはドラマに集中できないのだ)
対して現代の光彦の妻である幸子(鈴木絢音)が使うのは東芝のWalky KT-PS5。
(ソニー以外はよく知らない)

他にも光彦が幸子からもらったカセットのお返しに好きな曲をダビングするのに使うのはラジカセ のSANYO MR-WU4A。
ダブルユーホー(シングルカセットタイプはユーホー)の愛称で大ヒットしたラジカセだ。

テープ to テープのダビングシーン。
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学校の教室ではレタリングシートを使ってマイベストを作成するシーン。
retaring

はさみの先でカセットのツメを折るシーン。
tume

6角形の鉛筆でテープを巻きとるシーン。
makitori

学校でそういうことやるなという話だが、当時は誰もが当たり前にやっていたのである。

とにかくこのドラマのラストは最高。

まぁ映画やドラマに登場するオーディオ機器が気になるのはオーディオマニアあるあるだ。
(金持ちの家には必ずラックスマン(LX-380とD-380のセット)がおいてあるとか)

実際、ステレオミニプラグアダプターは恋人同士でないとちょっと使いたくないアイテムではあるが、例えば2つのヘッドホンの音の違いを差し替え無しで聴き比べる等の真面目な使い方もある。

老若男女問わず、使い方を模索したくなるプラグアダプターである。
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嗚呼、CCCD SONY WMC-NWR1

かつてCCCD(コピーコントロールCD)と呼ばれるCDが存在した。

その正体は、パソコンのCDドライブに限り、CDを認識させない著作権保護技術が採用されたCDだ。

いまでも数枚は持っている。

そもそもの経緯は、2000年代に入り、CDをパソコンで簡単にコピーできるようになり、
オリジナル同等の音質でCD-R等にコピーしたものが出回ることを防ぐ目的の技術だった。

これに対抗するため、当然のようにコピーガード解除の方法も出回った。

CCCDだとデジタル→デジタルのコピーができない。
正確にいうと、PCに限るだが。
CDプレーヤーのデジタル出力(光など)からDATは可能なので、単純にPCによる大量コピーを意識した技術だと思われる。

そういうわけで当時のオレのPCも例に漏れずCCCDは認識しなかった。
自分で購入したCDなのに自由に録音できないのは正直腹立たしい。
一部の著作権侵害者のために、多くの人が困るというとんでもない技術であった。
もちろん通常のCDプレーヤやCDウォークマンでは問題ない。

ただし、一部のドライブでは読み取りさえできればデジタル出力は可能のようだった。
当時のオレは、まだCDプレーヤーからMDやDATに録音し、MD・DATウォークマンで聴いていたので、困ったのはPCに取り込む必要のあるメモリーウォークマンが普及した少し後のことだ。
レンタルもほとんどしなかったので大きな被害はなかった。
イメージ 1

今となってはメモリーウォークマンしか持ち歩かないので、やはりPCへの取り込みは必要だ。

ウォークマンには"ダイレクトエンコード"という機能がある。
音楽ソフトをPCを介さずにダイレクトでウォークマンへ録音できる機能だ。

CCCDに対する回避措置のつもりかどうかはわからないがそんなこともできた。

その機能を使うためには別売りの録音用ケーブルが必要だった。

SONY WMC-NWR1
1,280円(実勢価格)
イメージ 2

これはケーブルタイプで、録音側の機器とウォークマンをダイレクトに接続できるケーブルだ。
他にクレードルを介するBCR-NWU5もある。

左のステレオミニプラグに録音元の機器を接続。
録音元がウォークマンならイヤホン端子を利用してダイレクトに接続可能。

右がWM-PORT(22PIN)でネットワークウォークマンに装備されたインターフェース側のコネクタだ。
LEVEL1,2の選択ができる。
1はポータブル機のラインアウトやヘッドホンジャックからの入力の時。
2はシステムコンポなどの音声出力の高いラインアウト端子からの入力の時に選択する。
要するにアッテネーターによるゲイン選択ができるということだ。
イメージ 3

WM-PORTを持つウォークマンは2008年現在でA910/A820/S710F/S610F/S700F/S600シリーズとなる。
接続が終わればあとは録音を始めればよい。

しかし、送り側は光ではなくヘッドホン出力のため当然アナログ録音ということになる。
デジタル→デジタルではなくアナログ→デジタル録音になるということだ。

CCCDはもともとPCによる無限デジタルコピーの対抗策だ。

ちなみにCCCDをDATでデジタル録音できることは確認済み↓
イメージ 4


DATの場合、CDと同一フォーマット(サンプリング周波数44.1kHz)でのPCM録音が可能だ。
イメージ 5


このケーブルと対応ウォークマンを使えばアナログであっても直接取り込みができるのは助かった。

とはいっても等倍速での録音だが・・・

とにかく不評をかったCCCDであった。

ほぼ使わないアダプター ステレオマイクロプラグ PC-MP1S

ウォークマンばかり長く使っているといろんな小物も増えてくる。

ソニーのウォークマンでも一時期の一部のウォークマンにのみ採用されたソニー独自プラグ規格があった。

プレーヤー側ではないがリモコン側へ採用された迷惑規格「マイクロプラグ」だ。
イメージ 1

左から標準プラグ、ミニプラグ、マイクロプラグ。

標準プラグは据え置きタイプの機器側のヘッドホン端子として採用された。

ミニプラグは現在でも多くのポータプルプレーヤーに採用されているおなじみの3.5mmサイズ。

マイクロプラグはウォークマンでも例えば再生専用DATウォークマンのリモコン側についていた。
リモコンがないと全ての操作ができないので仕方なくそのリモコンを使うわけだが、リモコン側の送りがマイクロプラグとなっており、そのためマイクロプラグ対応の専用インイヤーイヤホンも同梱されていた。

そのイヤホンが使えなくなった時や違うイヤホンを使いたい場合に用いたのがこのアダプターである。

SONY PC-MP1S プラグアダプター
イメージ 2


こっちをウォークマンのリモコン側へ挿す。
イメージ 3


こっちに好きなミニプラグヘッドホンを挿せばいい。
イメージ 4


リモコンを使わなくても基本操作はできるので、その場合はウォークマンへ直接ミニプラグを挿すこともできた。

よってこのアダプターの出番はかなり少ない。

もはやなぜ持っているのかわからなくなったモノ

プラグアダプター SONY PC-236MS
イメージ 1

モノラルのラジオ、ラジカセなどのイヤホンジャックでステレオミニプラグが使えるようにするためのアダプター。

メタルボディで見た目はカッコイイ。

オレはモノラルタイプの機器を持ってないのでなぜこれがあるのか覚えていない。
これを使ってモノラルがステレオになるわけでもなく、同じ音が右と左から聞こえるだけだ。
つまりモノラル音声の分配器ということだ。

ちなみにこのアダプタを使わずにモノラル機器に直接ステレオヘッドホンを
繋ぐと肩方からだけしか音が聞こえない。
イメージ 2

今時モノラルタイプのポータブルラジオを使う会社員のおっちゃんも見なくなった。
競馬新聞片手に競馬中継をラジオで聞いてるおっちゃんくらいか?

とりあえず普通のヘッドホンが使えるようになるので、片側だけだと気持ち悪いというならこれ使うといい。

それにしてもなぜ持っているのか思い当たらない。

何かと間違えて買ったか、拾ったかのどちらかだ・・・
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